オンライン投稿規定

(2023年12月改訂)

I.総則

  1. 本誌は日本臨床外科学会の機関誌であり,臨床外科学の進歩に寄与する論文を掲載する.英文名はJournal of Japan Surgical Association(略名「J Jpn Surg Assoc」)とする.
  2. 本誌は,日本臨床外科学会編集委員会が編集する.
  3. 原稿の種別は,一般投稿論文として,原著,臨床経験,症例報告およびLetters to the Editorを設ける.このほか綜説(依頼),特別寄稿(依頼および投稿)を設ける.
  4. 投稿原稿には,著者連名による署名・捺印した二重投稿していない旨の誓約書の添付を必要とする.
  5. 投稿論文の採否は,編集委員会が審査し決定する.審査は査読制とする.
  6. 投稿原稿は,厚生労働省と文部科学省共同策定の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成26年12月22日,平成29年2月28日一部改正)に沿い,外科関連学会協議会制定の「症例報告を含む医学論文及び学会研究会発表における患者プライバシー保護に関する指針」(毎巻1号に掲載)に則っていること.
  7. 著者(共著者全員を含む)は,日本臨床外科学会臨床研究の利益相反に関する指針並びに指針に対する補則第2条(毎巻1号に掲載)により,機関誌等の著者の利益相反申告書(様式2)を添付し利益相反内容を明らかにすること.申告の内容は論文が本誌に掲載された場合,本文の末尾に表示される.
  8. 本誌に掲載された論文の著作権は,本学会に帰属する.

II.投稿上の注意

  1. 個人としての投稿であるLetter to the Editorを除き,著者には原則として当該診療科の責任者を含むものとし,投稿および掲載の時点で全員が本学会会員に限る.ただし,論文内容に具体的に関わった病理・画像などの診断医,医師以外の医療系専門職者等の合計2名に限り,非学会員を共著者とすることができる.当該診療科の責任者とは,論文内容に関わる部長,診療科長等を指す.当該診療科の責任者が著者に含まれない場合には,当該論文の投稿を了解している旨を記し,当該診療責任者本人が署名捺印した書面(形式自由)を別途提出する.
  2. 動物実験を主体とした投稿論文は受け付けない.
  3. 本誌に掲載された論文を他誌に転載する場合は,本学会の承認を必要とする.
  4. 掲載は,原則として査読後の採用順による.ただし,最初の投稿時に即時掲載を申し込むことができる.この場合は,採用後速やかな掲載とする.なお,即時掲載の申し込みは最初の投稿時のみとし,論文受付後の変更は認めない.
  5. 査読に対する修正原稿の提出は,6カ月以内とする(査読結果を編集事務局から発送した日付の6カ月後の同一日までに事務局に返送とする).これを過ぎた場合は,「不採用」とする.
  6. 著者校正は初校のみとし,指定期間内に返却する.校正に際しては,誤植以外の訂正,変更,削除,挿入は認めない.
  7. 原稿は現代かなづかいに従い,医学用語を除き常用漢字を用い,平がな交じり,横書きとし,A4判800字詰(32文字×25行,12ポイント)とする.
  8. 原稿枚数はⅦに掲げる表の通りとし,枚数には,表紙,和文・英文抄録,本文,文献,表・図を含むものとする.
  9. 各専門分野で認められている省略記号以外,術語の省略はしない.なお,略語を使う場合は,原則として抄録・本文ともに初出時にフルスペルで明示する.また,外国人名は原語を,薬品などの化学用語は学術名を用いる.
    細菌の名称を学術名で表す場合は,属は語頭のみ大文字,種は小文字で,いずれもイタリック体で表記する.
  10. 度量衡はCGS単位に限る.
    m,cm,mm,μm,nm,l,ml,kg,g,mg,μgなど,各記号の後に点(.)は付けない.
  11. 統計処理を行った時は,統計学的検定法と有意差水準を明記する.
  12. 症例報告においては,病歴に関する記述の少なくとも1点で,症例を扱った時期を年と月まで明記する.年月の明記のない場合,当該論文報告の意義に照らして,それが許容できるか否かを委員会で検討し,判断する.
  13. 謝辞は結語の後に付ける.
  14. 学会・地方会等の学術集会で発表した内容を論文投稿した場合,発表した旨をそれらの規模にかかわらず学術集会名とともに本文の末尾に明記する.口頭の重発表は原則として認めない.
    ただし,本学会支部における学術集会において口頭発表した演題が支部長推薦を受けた場合に限り本学会総会に演題登録することが認められているため,その場合は例外的に二重発表とはみなさない.該当する演題を論文投稿する際にはその旨を併せて本文末尾に明記する.
  15. 採用となった論文の英文抄録および英文で表記された表・図は編集委員会が定める英文校閲者の修正(無料)を経るものとする.なお,抄録の英文翻訳を編集委員会に有料で依頼できる.

III.原稿の送付

 一般投稿論文の投稿は,電子投稿システム「ScholarOne Manuscripts™」(以下「S1M」という)で行う.綜説,特別寄稿(依頼)は別途示される編集委員会よりの指示に従う.特別寄稿(投稿)は著者が編集委員会宛に投稿の旨を通知し,編集委員会が受領,掲載の意義についての審議を行う.意義が認められた場合,編集委員会より追って指示がされるので,その指示に従い,査読を受ける.

  1. 論文は,以下に示すファイルに分けて,S1Mサイトでアップロードする.最終ステップのPDFで投稿前に書式,文字化け,画像の鮮明度などを必ず確認する.
    (1)論文原稿:
    標準的なフォント(MS明朝,MSゴシック)を用いたMicrosoft 社のWord(DOC(X))で作成する.
    (2)表:(A4判1ページに収まる大きさとする)
    標準的なフォント(MS明朝,MSゴシック)を用いたMicrosoft 社のExcel(XLS(X))またはWord(DOC(X))で作成する.
    (3)図:(A5判程度の大きさとする)
    DOC(X),XLS(X),PPT(X),JPG,TIFF,GIF,AI,EPSおよびPSDフォーマットなどのオリジナルファイルをアップロードする.A5判程度の大きさで明瞭に判別できる解像度(300DPI以上)とし,鮮明な図を用いること.掲載図表の幅は最大15cmに制限されるので,これを超える図表はこの大きさまで縮小される可能性がある.
    (4)著者の利益相反自己申告(COI申告書):「臨床研究の利益相反に関する指針に対する補則」の様式2を用い,投稿時から遡って過去3年間以内における発表内容に関係する企業・組織または団体との利益相反状態を著者全員が(各自1枚連名不可)記載し,WordまたはPDFファイルとする.
    (5)誓約書:著者全員の連名により,二重投稿をしていない旨を記載し,署名捺印して,PDFまたはJPGファイルとする.
    (6)論文作成における役割の報告書:共著者に非学会員を含む場合,各々の非学会員についての論文作成における役割の報告書を作成し(書式自由),筆頭著者と当該診療科責任者が署名捺印して,PDFまたはJPGファイルとする.
  2. ファイル名:
    アップロードファイルは,次のように半角英数字を用いて名前を付ける(拡張子は例示).
    論文原稿:例)ringetoko.doc
    表:例)Table1.xls Table2.xls Table3.xls
    図:例)Fig1.jpg Fig2.jpg Fig3.jpg
    COI申告書:例)coi.doc
    誓約書:例)seiyaku.pdf
  3. ファイルサイズ:
    アップロードするファイルサイズは,すべてのファイルの合計で20,000KBまでとする.

IV.投稿方法について

 投稿は,学会ホームページの会員専用ページからS1Mサイトにアクセスして行う(オンライン投稿マニュアルを必ず参照すること).投稿の主な流れは以下の通り.

  1. 論文原稿,表,図,COI申告書,誓約書について,それぞれファイルを作成する.ファイル名は必ず半角英数字で付ける(例:ringetoko.doc,Table1.xls,
    Table2.xls,Fig1.jpg,Fig2.jpg,coi.doc,seiyaku.pdf,etc).
  2. 論文原稿(ringetoko.doc)は,標準的なフォント(MS明朝,MSゴシック,12ポイント)を用いて以下の順で番号毎(①~⑥)に改ページを行い記述する(1つのファイルで作成する).
    ①表紙(論文種別,題名,所属,著者名,欄外見出し,所属施設住所,連絡先)
    ②和文抄録,索引用語
    ③英文抄録(Title,Authors,Affiliation,Abstract,Key words)翻訳希望の場合でもAuthors,Affiliation,Key wordsは英文で記載する.
    ④本文(緒言~結語)
    ⑤引用文献
    ⑥表・図のタイトルおよび説明文(日本語または英語のどちらかで統一する)
  3. S1Mサイトにアクセスし,アカウントを作成する(初回投稿時のみ).連絡先・メールアドレスなどの変更がある場合は,各自でアカウント情報の修正を行うこと.
  4. 用意したファイル(論文原稿,表,図,COI申告書,誓約書)をアップロードする.
  5. アップロードしたファイルはS1Mサイトで送信前に表示されるPDF形式で確認する.その際,書式,文字化け,画像の鮮明度,アップロードしたファイル(誓約書以外)が全てPDF形式に正しく変換されているかなどを必ず確認する.
  6. 最後に「送信」ボタンをクリックすると投稿完了.
  7. スキャナーなどが手元になく誓約書をパソコンに取り込めない場合には,投稿から1週間以内に原稿類とは別途FAXにて学会事務局(FAX番号:03-3221-0390)まで送付する.その際,誓約書には,論文の題名および論文IDを明記する.

V.アップロードする論文原稿の様式

 論文原稿の様式は次の通りとし,各項目の順に記載する.用紙はA4判縦向き横書きで,1ページあたり32文字×25行とし,表紙を1ページ目としたページ数および各ページに5行毎の行番号を必ず付ける.

(A)表紙

  1. 論文種別:原著,臨床経験,症例報告,特別寄稿(投稿),Letters to the Editorの別を明示する.
  2. 即時掲載希望の場合は,その旨を明記する.
  3. 題名:35字以内(英文・アラビア数字は半角2文字で和文1文字とする)
  4. 所属施設名(25字以内):大学に籍のあるものは,教室名まで記載.病院は所属科まで記載する.
  5. 著者名:原著は12名以内,臨床経験,症例報告は6名以内,Letters to the Editorは1名とする.それ以外に病理,画像などの診断医2名以内を入れることができる.当該診療科の責任者(II-1.参照)に下線を付す.
  6. 欄外見出し:20字以内(英文・アラビア数字は半角2文字で和文1文字とする)
  7. 所属施設住所(4の住所を記載する)
  8. 連絡先(連絡責任者の氏名,現勤務先所在地,名称,所属科,電話番号,FAX番号,e-mailアドレス)

(B)抄録

  1. 和文抄録
    400字以内とし,原著論文では研究の目的,方法,結果および結論のすべてを含める.
  2. 索引用語
    原著には5個以内,臨床経験・症例報告には3個以内の索引用語を付ける.索引用語から論文が確実に拾い出されるように,具体的,的確なものとする.
  3. 英文抄録
    題名,著者名,所属を含めず200語以内とする.行間は1行あける.題名は全て大文字,著者の姓は全て大文字とする.索引用語は英訳し,Key wordsとして最後に付ける.翻訳を希望する場合にはその旨を明記する.その際に,著者名と,所属の英文およびKey wordsは添付する.

(C)本文

  1. 緒言(はじめに)
  2. 対象および方法(または症例)
  3. 成績(結果)
  4. 考察
  5. 結語(むすび)
  6. 謝辞,学会等発表の旨

(D)引用文献
本文中で引用した文献は引用順に番号を該当個所の右肩に付ける.本文の終りに番号の順序に従って列挙する.著者が3名以上の場合は,3名まで列記し,4名以上の場合は他,またはet alとする.
学会発表の抄録は引用文献の対象とはしない.
記載要領は次の通りである.

a)雑誌の場合
著者名:題名.雑誌名 年(西暦);巻:頁-頁
略誌名は,医学中央雑誌刊行会編『医学中央雑誌収載誌目録略名リスト』および『Index Medicus』に準ずる.「in press」は引用不可とする.ただし,巻や頁が確定していない段階で「Epub ahead of print」として雑誌刊行以前にオンラインで発表されている文献は, DOI(Digital Object Identifier)併記のうえで引用を認める.巻や頁が確定している場合はDOI併記による「Epub ahead of print」の引用は認めない.
例)  
1) 高林一浩,斉田芳久,榎本俊行他:急速な発育を示した小腸腸間膜原発平滑筋肉腫の1例.日臨外会誌 2011;72:500-504
2) Larson DW, Marcello PW, Larach SW, et al:Surgeon volume does not predict outcomes in the setting of technical credentialing :results from a randomized trial in colon cancer. Ann Surg 2008;248:746-750
3) Theocharidou E, Pieri G, Mohammad AO,et al:The Royal Free Hospital Score: A Calibrated Prognostic Model for Patients With Cirrhosis Admitted to Intensive Care Unit. Comparison With Current Models and CLIF-SOFA Score. Am J Gastroenterol 2014; doi: 10.1038/ajg.2013.466.[Epub ahead of print]
b)単行本の場合
著者名:書名.(巻),(版),発行所,発行地,年(西暦),p頁-頁
例)    
1) 坪田紀明:イラストレイテッド肺癌手術.手技の基本とアドバンスト・テクニック,第2版,医学書院,東京,2007,p13-16
c)分担執筆単行本の場合
著者名:分担項目名.編者名,書名,(巻),(版),発行所,発行地,年(西暦),p頁-頁
例)    
1) Al-Refaie WB, Strom EA, Middleton LP, et al:Surgical management of axillary metastases from occult primary breast cancer. Ed. by Pollock RE, Curley SA, Ross MI and Perrier NE.Advanced Therapy in Surgical Oncology. BC Decker, Hamilton, 2008, p543-548
2) 多村幸之進,小栁泰久:鼠径部ヘルニアの手術手技1.Marcy法,Iliopubic tract repair法.冲永功太編,鼠径部ヘルニアの手術,へるす出版,東京,2003,p34-40
d)インターネットの場合(インターネットのみに存在する文献に限る)
題名,(アクセス日,アドレス)
例)    
  NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology Breast Cancer v.2. 2007, (Accessed May 1, 2007,at http ://www.nccn.org/professionals/physician_gls/PD/breast.pdf)
e)Kindle 版(Amazon の電子書籍)の場合(Kindle 版のみに掲載されている文献に限る)
1)Kindle 版 単行本の場合
著者名:書名(キンドル版).(巻),(版),発行所,発行地,年(西暦),p頁-頁(不明の場合は chapter X, section X).
2)Kindle 版 分担執筆単行本の場合
著者名:分担項目名.編者名,書名(キンドル版),(巻),(版),発行所,発行地,年(西暦),p頁-頁(不明の場合は chapter X, section X).

(E)表と図のタイトルおよび説明文,表・図について

  1. 表はTable 1,Table 2,図はFig.1,Fig.2,のように英語とアラビア数字を使用する(本文内も同様とする).表・図のタイトル,内容,説明文は日本語または英語のどちらかに統一する.タイトルと説明文は一括して論文原稿に記載し,図中に説明が必要な場合には当該箇所に記号を付け説明文の中に記載する.組織像は染色法と倍率を図の説明文に明記する.
  2. 引用される表・図の番号は本論文の該当文章の末尾に括弧付きで挿入する.
  3. 表・図はⅢに倣い,論文原稿とは別のファイルで作成し,当該表・図には,PDF形式で表示されるよう,番号を付ける.
  4. 表・図の色調・コントラスト等は原則として著者の投稿した素材のままとなる.

VI.著者の負担する費用

  1. 掲載料は,原著は刷り上がり4ページまで無料,超過1ページ毎に16,500円(税込),臨床経験・症例報告は1篇(4ページ以内)11,000円(税込),超過1ページ毎に16,500円(税込)とする.
  2. 即時掲載の場合は,刷り上がり1ページ毎に11,000円(税込)加算とする.
  3. 英文抄録の翻訳を編集委員会に依頼する場合は,6,600円(税込)を著者が負担する.
  4. 依頼論文は掲載料を無料とし,特別寄稿(投稿)については,原著に準じた掲載料を著者が負担する.
  5. 掲載論文に対する別刷は作成しない.公開される論文のPDFをもってこれに代える.

VII.論文種別と原稿枚数

論文 論文
種別
合計枚数
(800字/枚)
表・図の点数
(その他4.参照)
索引
用語
著者数 その他
一般
投稿論文
原 著 25枚前後 20点以内 5個以内 12

1.A4判に800字詰(32文字×25行,12ポイント)横書きとする.

2.題名の上に原著,臨床経験,症例報告などの種別を明記する.

3.抄録は和文400字,英文200語以内とする.

4.表・図1 点を原稿用紙1/2枚と見做す.

5.著者(共著者も含む)は本学会会員に限る.ただし,論文内容に具体的に関わった病理・画像などの診断医,医師以外の医療系専門職者等の合計2名に限り,非学会員を共著者とすることができる.

臨床
経験
10枚前後 10点以内 3個以内 6
症例
報告
10枚前後 10点以内 3個以内 6
Letters
to the
Editor
2枚以内 なし なし 1

1.抄録,索引用語は不要.

2.文献を付ける場合は3篇以内.

3.著者は1名

依頼
論文
綜 説

別途規定あり.

依頼時に指定.

会員の外科臨床実践に資する内容で,編集委員会が掲載意義を認めたもの.
特別
寄稿
(依頼)

1.一般学術論文以外で特に編集委員会が掲載意義を認めたもの.

2.主に総会特別企画等のテーマより,編集委員会が選定し,司会者に内容の総括の執筆を依頼する.

投稿論文 特別
寄稿
(投稿)
原著に準ずる. 一般投稿論文以外で特に編集委員会が掲載意義を認めたもの.

VIII.本誌における論文重投稿・掲載,模倣等の判断とそれへの対応ならびに罰則

(A)重投稿・掲載

  1. 重投稿・掲載の判断
    重投稿・掲載の判断は,ICMJE(International Committee of Medical Journal Editors)の提示するOverlapping Publications の項を基本として,本誌編集委員会においてなされる.なお,重投稿・掲載の判断は著者の所属施設や論文の内容から総合的にくだされるものであって,筆頭著者の異・同にかかわらない.
    ただし,本誌への掲載論文と同じ内容の論文(他言語を含む)の作成を意図する場合,その目的が妥当であり,新たな論文がAcceptable Secondary Publicationの項に示される判断基準に照らしてこれに適合していると判断される場合には,Secondary Publicationとして発表することを許容し,重投稿とは見做さない.なお,業績として認められるのは,いずれか一方の論文のみである.Acceptable Secondary Publicationの条件の要約を以下に示す.

    ・もととなる雑誌,新たな投稿先である雑誌両方の編集者の同意を得ること.

    ・初版の優先権を尊重するため2 つの論文の間に両編集者および著者の合意する,しかるべき時間経過が確保されていること.

    ・両誌の対象となる読者が異なっていること.

    ・新たな論文の著者,データ,解析内容が,正確にもととなる論文と同一であること.

    ・新たな論文中に読者,編集者,査読者に明快にわかる形で Secondary Publicationであることが記され,もととなる論文が引用されていること.

    ・新たな論文のタイトルに,Secondary Publicationである旨を明記すること.

  2. 重投稿・掲載への対応と罰則
    (1)本誌に既に掲載された論文がその後他誌に重投稿・掲載されたことが判明した場合には,後発の論文を他誌から撤回するように著者に求める.
    (2)本誌に掲載された論文が,それより先に既に本誌あるいは他誌に掲載された論文の重投稿・掲載であることが判明した場合には,後発の本誌掲載論文を取り消し処分とし,その旨を本誌に掲載する.
    (3)論文の本誌受付の際に重投稿・掲載が判明した場合には,受付拒否処分とする.
    (4)本誌に受付され査読中の論文が重投稿・掲載であることが判明した場合には,遡って本誌への受付拒否処分とする.
    (5)重投稿・掲載が判明した場合には,著者全員にその旨を厳重注意し,原則として判明の時点から3年間その筆頭著者名が含まれる論文(筆頭・共著者の如何を問わず)の本誌への投稿を禁止とする.

(B)模倣

  1. 模倣の判断
    本誌・他誌,著者の異・同にかかわらず,以前に掲載された論文の記述に酷似したものを模倣と言い,本誌編集委員会において判断する.
  2. 模倣への対応と罰則
    (1)他誌に掲載された論文がそれ以前に本誌に掲載された論文の模倣であることが判明した場合には,後発の論文を他誌から撤回するように著者に求める.
    (2)本誌に掲載された論文がそれより先に既に本誌あるいは他誌に掲載された論文の模倣であることが判明した場合には,後発の本誌掲載論文を取り消し処分とし,その旨を本誌に掲載する.
    (3)本誌に受付され査読中の論文が既に本誌あるいは他誌に掲載された論文の模倣であることが判明した場合には,さかのぼって本誌への受付拒否処分とする.
    (4)模倣が判明した場合には,著者全員にその旨を厳重注意し,原則として判明の時点から3年間その筆頭著者名が含まれる論文(筆頭・共著者の如何を問わず)の本誌への投稿を禁止とする.

(C)その他の問題

  1. 誤りの訂正
    本誌掲載後に,掲載論文の内容に誤りが発見された場合には,著者は本誌に訂正文を提出し,編集委員会での討議を経て,本誌に訂正文を掲載するものとする.誤りが論文の本誌掲載の意義にかかわる重大なものであった場合,編集委員会は裁定により当該論文を遡って掲載取り消しとすることができる.誤りの重大さの程度により,編集委員会より著者に注意を勧告することがあるが,それ以上の罰則を科さない.
  2. 誤り以外の問題
    本誌掲載の有無にかかわらず,投稿論文の記載内容に明白な虚偽,投稿規定違反,著作権侵害,研究倫理に反する事実等が判明した場合,編集委員会は,その討議・裁定を経て,著者全員への厳重注意,編集委員会の定める期間(判明の時点から最長3年間)のその筆頭者名が含まれる論文(筆頭・共著者の如何を問わず)の本誌への投稿禁止の罰則を与えることができる.また当該論文がすでに掲載されている場合,遡って掲載取り消しとすることができる.

 

編集委員会
編集委員長
宇田川晴司        
編集副委員長
橋口陽二郎        
編集委員
明石 定子 石原聡一郎 浮山 越史 岡本 高宏 小野  聡
金子 公一 幸田 圭史 小林 宏寿 齋浦 明夫 佐々木 愼
佐田 尚宏 佐野 圭二 志田 晴彦 杉田  昭 須並 英二
鍋谷 圭宏 丹羽 隆善 布部 創也 野村 栄治 野村 幸世
長谷川 潔 福内  敦 船橋 公彦 由利 康一  

 

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