更新日:2020年7月13日

7.乳癌と診断されたら

癌の広がり診断

病期分類

表7.2 病期分類と10年生存率
病期 全症例 手術症例
症例数 7629 7288 1657 809 17494 16284
10年相対生存率(%) 100 96 80.8 38.5 93.9 96.9

相対生存率:対象疾患以外の死亡の影響を調整した生存率

全がん協加盟施設の生存率共同調査
http://www.zengankyo.ncc.go.jp/etc/

医師に聞いておきたいこと

乳癌と診断されたら、以下のようなことは聞いておきたいものです。

これらは、最初から医師が説明できるものではありませんが、検査中や治療開始前には聞いておきたいものです。

乳癌と告知されると、頭がボーとなって医師の説明がわからなくなってしまう場合があります。このような場合、再度、別の日に説明してもらうのがよいでしょう。その際には、誰かと一緒に来る、乳癌の勉強をして来る、聞きたい内容をメモしてくるなどした方がよいでしょう。乳癌は急激に悪化しないので、十分納得いくまで説明してもらった方がよいと思います。

また、乳癌に対する色々な自分の考え、思いも話すべきです。

治療は医療者だけで実施するのではなく、患者と共同で実施していくものです。

セカンドオピニオン

乳癌の検査や治療方法について他の医師の意見もきいてみたい、または医師の説明に納得できない場合には、セカンドオピニオンといって、他の医師の意見をきいてみるのもいいでしょう。

セカンドオピニオンを依頼する場合には、何を聞きに行きたいのかを明確にして、担当医に自分の依頼したい病院や医師への紹介状を書いてもらってください。

単に「セカンドオピニオンに行きたい」では意味をなしません。

また転院するということではありません。

セカンドオピニオンは自費で予約制になっている施設が多く、あらかじめ連絡をとってから受診してください。

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