更新日:2020年7月13日

2.乳癌発症に関連する因子

表2.1 乳癌のリスク・予防要因
  リスク要因 予防要因
確実 肥満(閉経後)  
可能性あり 肥満(閉経前)
喫煙、受動喫煙
運動
授乳
大豆、イソフラボン
データ不十分 飲酒、糖尿病
野菜、果物、肉、魚、穀類、乳製品、緑茶
ビタミン、脂質

国立がん研究センター 予防研究グループ
がんのリスク・予防要因評価一覧(ver. 20170801)
http://epi.ncc.go.jp/

遺伝性乳癌・卵巣癌

※BRCA1、2:この2つの遺伝子は細胞の修復や調節に関与する重要な遺伝子ですが、機能障害を起こすと、乳癌や卵巣癌を高頻度で発症します。

※※保険適応基準:本人が乳癌罹患者であって、以下のいずれかの項目にあてはまるかたです。
① 45歳以下で発症
② 60歳以下のトリプルネガティブ乳癌
③ 2個以上の原発乳癌

④ 第3度近親者(血縁が大おじ、大おば、いとこなどまで)内に乳癌または卵巣癌を発症したかたがいる
⑤ 男性乳癌
⑥ 卵巣癌、卵管癌、腹膜癌の既往がある
⑦ PARP阻害剤に対するコンパニオン診断の基準を満たすかた

 

 

関連サイト:日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構

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