更新日:2020年3月3日

4.診察の実際

肛門科の診察は以下のように行われます。

受診に際して特別な準備は必要ありません

1.問診

患者さんの自覚症状や、いつごろから症状があるのか等をお聞きするのが問診です。そのほか排便習慣や以前に治療した肛門の病気や大腸の検査などについて、専用の問診表などを使用して行います。

2.肛門の診察

診察室では、医師と看護師の2名が対応します。症状などをお聞きしたあと(問診)、実際の診察になります。診察では服や下着を脱ぐ必要はなく、横に寝た状態で体をタオルなどで覆って服を少しずらすだけの姿勢で、肛門及び周辺を観察、指診や肛門鏡等を使って行います(図B)。通常、診察はおよそ数分間で終了し、その後診察の結果と必要な検査や治療についての説明があります。強い痛みがある時は、肛門括約筋が緊張して正しい診断が困難になるため局所麻酔や腰椎麻酔などを使用して行うこともあります。

図B 診察の体位の図
診察の体位の図

3.その他の関連する検査

上記の2.までの診察でほぼ診断できますが、さらに確実な診断をするためにいくつかの検査が必要になることがあります。

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