会長挨拶

万代 恭嗣万代 恭嗣

(ばんだい やすつぐ)

学会会長

年頭にあたり

 新年明けましておめでとうございます.

 会員の皆様におかれましては,まずは健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます.とはいえ,令和 3 年は,その前年と同様新型コロナ感染症への対応が喫緊の課題であり,昨夏には第 5 波による病床逼迫が現実の問題となりました.各会員のおられる医療現場では,従前にも増しての活動をされたことと,心より敬意を表します.

 さて,学会のもつ重要な機能のひとつである総会開催に関しましては,第83回学術集会が11月18日からの 3 日間,ハイブリッド形式で盛大に開催されました.昨秋からの不思議ともいえる新型コロナ感染症患者の急減も追い風となり,やはり対面で開催される学会の意義や素晴らしさを改めて感じた次第です.担当された土田会長,勝又準備委員長をはじめとした関係者の皆様にこの場を借りて御礼と慰労を申し上げます.

 昨年の活動のひとつとして,学会ホームページを更新しました.とくに,旧版の画面ではスマートフォンでの文字が小さくなりすぎ,判別できない状況でした.そこで,内容はほぼそのまま引継ぎつつ,画面の一新を広報委員会にお願いしました.これもスマートフォンが必須の機器となっている若手世代を対象とした改変と位置づけました.同委員会の精力的な活動により,第83回学術集会の初日に新ホームページをお披露目することができました.既に新たな画面を活用されている会員も多いと拝察します.

 本年の学会本部としての運営方針については,コロナ禍への対応が最優先ではあるものの,これまで歴代会長が敷かれた路線を踏襲するとともに,本会雑誌のオンライン化,支部との関係強化,女性会員の役員等への積極的登用,などを中心として,各委員会も活用しながら,順次進めてゆきたいと考えています.

 雑誌のオンライン化については,以前より検討されてきたところです.手始めとして,第83回総会抄録集の紙媒体での発刊を取り止めました.そして,オンライン化となっても紙媒体の便利さを失わないような方策を採りつつ進めたいと考えています.近年の会員数減少もあって,赤字予算を組まざるを得ない状況が続いていましたが,オンライン化による経費削減効果はきわめて大きなものがあります.これにより余裕を持った財政基盤,良好な学会運営が可能となります.そして,単に経費を削減するのではなく,その削減効果を他の有効な事業へ振り向けてゆきます.ひとつには,他学会にはない本学会の強みである支部との連携強化へ振り向けるべしとの提案がなされており,各支部に役立つような事業を展開してゆくこととしています.

 最後に,これまでの会長も目指していた,女性会員の評議員・役員への積極的登用についても数値目標などを定めつつ,歩を進めたく考えております.

 またまだ収束の兆しはみえませんが, 1 日でも早い新型コロナウイルス感染症の終息を願いつつ,これまでと同様,日本臨床外科学会としての特徴を持った運営をして行きたいと考えておりますので,本年もどうぞよろしくお願い申し上げます.

(2022年1月)

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