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一般のみなさま

投稿写真

金子 公一会員
(埼玉医科大学国際医療センター呼吸器外科)撮影
2014年5月 足利の大藤
(栃木県指定天然記念物)
更新日:2016年4月11日

(1) 一般知識

乳癌の頻度

  • 日本人女性が発症する癌の中では、乳癌は罹患率の第1位(表1.1)で、死亡率は第5位です(表1.2)。12人に1人が罹患し、年々増加傾向を示しています。
  • 好発年齢は40-60歳代です。
表1.1女性の癌罹患率の年次推移 表1.2 女性の癌死亡率の年次推移

乳癌の発生部位

  • 乳房は20個ほどの腺葉で構成されています。腺葉は小葉といって乳汁を作る部位と、それが通る乳管で構成されています。乳汁は細乳管から一番太い主乳管に運ばれます。乳頭表面には20個ほど主乳管が開口しています。
  • 乳癌の多くは、ひとつの腺葉の小葉か小葉近傍の細乳管から発生します。乳管内にだけ増殖がとどまるタイプを非浸潤癌とよび、通常は転移をおこさない予後の大変良い乳癌です。その後乳管外にでて増殖しますが、このタイプを浸潤癌とよび、転移能を持ち進行度はさまざまです。
図1.1  乳房の構造と乳癌の発生部位

その他

  • 発育が穏やかなため、治癒したかどうかを10年無再発生存率または生存率で考えます。
    無再発生存率:再発しないで生きている割合
    生存率:再発の有無に関係なく生きている割合
  • 自分で触診して発見することが可能です。
  • 再発しても薬物治療や放射線治療が効く場合が多く、すぐ悪化することは少ないです。